HDD(1TB)からSSD(500GB)に交換 クローン作成

hdd ssd ハードディスク

生徒さんの質問・設定(PC・スマホ・タブレット)

HDDからSSDに交換 パソコンの動きが重いので改善したい
AOMEI Backupper Standard 利用してクローン作成

Inspiron 15 5000 パソコンの起動が遅い為、HDD(1TB)をSSD(500GB)に交換することにしすることにしました。クローンを作成してSSDに複製後交換。

※作業を行う前に大切なデータはバックアップいたしました。

クローンとは

クローン作成というのは、現在使用しているHDD・SSDから別のHDD・SSDに中身をそっくりそのままコピーして複製します。

クローン作成・準備・確認

◆SSD 
Crucial SSD 500GB MX500 内蔵2.5インチ 7mm (9.5mmアダプター付)
Amazonで購入 7,980円

ssd

◆SATAケーブル又はHDD/SSDケース SATAを利用して、パソコンに接続します。

Salcar【2019最新版】USB3.0 2.5インチ 9.5mm/7mm厚両対応 HDD/SSDケース SATAⅠ/Ⅱ/Ⅲ対応 UASP対応 
Amazonで購入 1,190円

 

 

 

◆工具(ドライバー)


◆クローン作成の為のバックアップソフト

「AOMEI Backupper 」・「EaseUS Todo Backup」などがありますが、今回は「AOMEI Backupper 」ソフト使用。

「AOMEI Backupper Standard」
https://www.aomei.jp/backup-software/ab-standard.html

今回はHDDの容量とSSDの容量が違う為、無料版の利用できませんでしたので、「AOMEI Backupper 」バックアップソフトを有料版「AOMEI Backupper Professional」にアップグレードしてクローン作成に利用致しました。(ダウンロード版2台・PCライセンス 3,947円)
※私が購入した時と使用台数・お値段が変更になっているようです。ご確認お願い致します。

「AOMEI Backupper 」有料版についてAOMEIサポートセンターに確認・・・回答
Backupperの無料の標準バージョン(英語バージョン)は、同じディスクタイプ(MBRからMBRまたはGPTからGPT)間のディスククローンをサポートしています。
MBRからGPTに、またはGPTからMBRにクローンを作成する場合は、有料バージョンにアップグレードする必要がありますとの回答を頂きました。

◆PCのアップデートの完了

Windows10 → 設定 → 更新とセキュリティー → 更新プログラムのチェック

※クローン作成後に更新プログラムが始まってしまい、SSDに交換しても起動できないなどトラブルが発生の可能性がある

◆大切なデータバックアップ

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※ 下の画像「裸族のお立ち台」を利用してもクローン作成できます。2.5インチ&3.5インチSATA HDDやSSDどちらのサイズも使えます。

6,272円(Amazon2019.11)

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「EaseUS Todo Backup」ソフトを利用した場合のクローン作成方法
HDD(1TB)からSSD(1TB)クローン作成して交換・HDD再利用(2019.12)こちらをクリックしてご覧ください
注意!
こちらの記事は2019年に投稿したものです。現在このソフトでのクローン作製は有料化となっております。

HDDをSSDに交換 作業開始

SSDをWindows10で認識・使用できるようにフォーマットを行う

購入したSSDは、「未割り当て」となっていてドライブレターを割り当てていない為、パソコンから認識できるようにフォーマットを行う。

●ディスクの初期化

コントロールパネル → PC → 右クリック → 管理

コンピューターの画面 → ディスクの管理 → 左クリック

 

画像の保存を忘れ(スクリーンショットを忘れてしまいました)

MBR(マスターブートレコード)・GPT(GUIDパーティション)
選択画面が表示されますので、確認して選択。

MBR(マスターブートレコード)
Windowsプライマリーパーティション(優先)に対して最大4つのエントリーをサポート
GPT(GUIDパーティション)
Windowsで最大128個のパーティションエントリーが出来る(GPTは4つ以上のパーティションを作成する場合に適しています)

※MBRとGPTの互換性が異なります。

●フォーマット(新しいシンプルボリューム作成)

「未割り当て」の部分で右クリック → 新しいシンプルボリューム → 左クリック

新しいシンプルボリューム → 次へ → シンプルボリュームサイズ最大値(変更しない) → 次へ → 次のドライブに文字を割り当てる チェック → 次へ → このボリュームを次の設定でフォーマットする チェック → 次へ → 新しいシンプルボリュームウィザードの完了 →完了
※画像一部省略

 

FAT・NTFS 違い(一部記載・他にも有り)

FAT32:
互換性は高い(MacとWindows両方で使える)
1ファイルの最大サイズが4GB最大まで
圧縮・暗号化無し
※USBはFAT32タイプが多い

NTFS:
Windows標準のファイルシステムの一つ
1ファイルが4GB以上でも保存出来る
圧縮・暗号化有り

●NTFS選択

●シンプルボリューム完了・初期化後「未割り当て」からボリュームEに変更されている。

既存のHDDを丸ごとコピーしてクローン作成

※クローンの方法は他の方法もありますが、今回はこちらの方法で行いました。

「AOMEI Backupper Standard」バックアップソフト利用
今回はHDDの容量とSSDの容量が違う為、無料版が利用できませんでしたので、「AOMEI Backupper Professional」有料版利用。

AOMEI Backupper ホーム→ 新規作成 → クローン → ディスククローン → ソースディスク選択 → 次へ → ターゲットディスク選択 → 次へ → クローン先のディスクにあるデータが削除されますという確認画面が表示 問題なければ「はい」 → 操作概要 画面下にあるSSD 4Kアライメントにチェック → 開始 → 完了100%

※ 画像は一部です。

 

 

●クローン作成の作業時間(3時間位かかりました)
  0%から40%    30分
40%から52%    中々進行せず、2時間位かかる
52%から100%  30分位

 

パソコンのHDDを外してSSDに交換

●HDDからSSD交換する前に注意!
感電やショートを予防するために、電顕コード・バッテリーを取り外してから行います。

※パソコンの分解・交換作業等は自己責任となってしまいますので、ご注意ください。

 

 

 

●SSD樹脂製パーツ厚さ調節して固定

↓上の画像にあるSSDをひっくり返して装着(4か所ネジ止め)

※機種・メーカーにより装着の向きなどは違います。

 

動作確認・完了

元の状態に戻し、電源を付けて動作確認してみたところ、直ぐにWindows10の画面が表示されましたが、ログイン画面になるまで少し時間がかかり不安になりましたが、その後はサクサク動くようになりました。
交換前は電源からWindows10の表示画面まで2分ぐらいかかっていたものが、SSDに変更してから15秒ぐらいで起動するようになり、全て処理速度がかなり速くなりました。

今まで利用していたHDD再利用

クローン作成に使用したSATA USB 変換 ケースに不要になったHDD(今まで使用していたHDD)を取り付けます。さらにパソコンにUSB接続後、HDDをフォーマットして外付けHDDとして利用できます。

HDD再利用初期化

「HDD(1TB)からSSD(1TB)クローン作成して交換・HDD再利用」
の記事にある
「EaseUS Partition Master Freeパーティション管理ソフトを利用して全て削除」・「HDDをフォーマット・ドライブレター認識」の2か所をご参照ください。

HDDの再利用をする場合・注意

HDDを初期化しますと、データは消去できたように見えますが、この状態からはデータの復元が出来てしまいますので、HDDを他人に譲渡するのは危険です。データ消去ソフトで上書きする方法がありますが、どこまで削除されているのかわかりませんので、ご自身が外付けHDDとしてご使用されるのが良いかと思います。